• 加筆
  • 2021.12.04
  • 修正
十二月
4
土曜日
2021

Flets光クロスでIX2207を使う

2021年4月頃に光コラボ回線の事業者さんからフレッツ光クロスへ契約変更、変更に伴いNTTのホームゲートウェイ(以下HGW)XG-100NEをレンタルし自宅のルータとして使ってきました。WAN/LAN共に10Gbpsのインターフェイスでフレッツ光クロスの10Gbpsの通信速度を堪能できるHGWが月々500円でレンタルできる、そりゃ借りるでしょ。と言う事でレンタルして運用してきたものの、数日毎に再起動が発生してしまいテレワークする上でとても困っていました。故障交換をしていただいたけれど、結局事象も改善せずこりゃこまったね、と言うのが前回までのお話です。

光クロスから光ネクストへの回線変更

光クロスと光ネクストでは月額およそ1,000円の差額が発生します。HGWがあまりにも再起動を繰り返すので用意したNEC UNIVERGE IX2207と言うどちらかと言うと企業向けの安定したネットワーク機器を用いようとするとインターフェイスの最大速度は1Gbpsのため光クロスである必要がなく、光ネクストのギガラインタイプで問題ありません。月々1,000円安くなるのであれば光ネクストで良いわ、と回線種別変更について相談しました。

工事費用は最大18,000円

無派遣工事では完了せず必ず現地工事が発生し、費用は最大18,000円かかります、と言う事でした。実際には電線の電柱近くにある黒い箱、スプライスボックスから自宅の宅内配線はそのまま使う形になると思うのでそこまでの費用にはならなさそうではあるのですが、少なくともスプライスボックスの中の工事が必要ですし、そこの箇所を工事すると言う事はEnd to Endの光疎通試験が必要になるので宅内工事が発生、最低でも半日が必要になります。そこからISPによる回線切替が走ったとしてほぼ丸1日の工事。概算ですがその場合およそ8,000円位になります。(光ケーブルの宅内引き込みがやはりお値段かかる)

このまま光クロスを使い続けるとなると8ヶ月で回収できてしまうのでちゃんと工事をしたほうが良いのですがこの師走の時期にそんな工事で1日取られてしまうのはちょっとしんどい、と言う事でこのタイミングでの回線種別変更は諦めることにしました。

MAP-E配信の折衝

さて、回線種別変更は諦めるとして次のハードルは10Gbpsの契約回線に1Gbps対応の機器をつなぐと言うこと。

技術的観点から言えばONU側インターフェイスはたしかに最大10Gbps対応だけれどオートネゴシエーションされて1Gbpsで繋がります。 使えないわけではないので接続するとスルッとIPv6アドレスはDHCPv6-PDでJPNEから割り当てられてIPv6通信は可能です。しかしIPoEのMAP-EについてはHGWレンタル契約があるとHGWへ配信する設定となっており、フレッツ・コネクトでHGWへ配信されるJPNEアプリケーション向けの設定が配信されます。

このJPNEアプリケーション向けの配信は市販の装置向け配信と異なるらしく(一緒にしてくれれば手間なくていいのに)、切り替えをお願いする事で手持ちの装置がフレッツ網(正確にはJPNE網)へ繋がるようになります。

ISPとしては対応が謳われている製品でないと対応できない

フレッツ光ネクストの時にはWebの契約者画面から配信の設定についてユーザーで変更が出来たのですが、変更画面がグレーアウトされていました。ここはISPさんによって仕様が異なると思いますのでお使いのISP毎に異なると思います。私の契約するISPでは フレッツ光クロス契約の人はHGW契約があるのでHGWへ配信する設定で固定 みたいな感じになっている様でした。そこで問い合わせフォームからどうしたら良いか相談してみる事に。

相談してみた所変更自体は可能だが、10Gbps対応機種に限る との事でした。対応とはどういう事か、1Gbpsの装置でもオートネゴシエーションされて1Gbpsでリンクアップする訳だし…最大10Gbpsのインターフェイスを持っていないとダメなのか?と食い下がってみた所

10G対応機種につきましては、メーカーにて該当のルーターが【10G対応】と公表している機種になります。
対応機種は弊社では分かりかねますため、所有ルーターが対応品かの確認はメーカーへお願い致します。

と言う回答を頂きました。10G出るか出ないかもあるかも知れないが、メーカーがサイトなどで10G対応と公表している機種が対応していると考える、と。しかし市販の1Gbps製品で10Gbps回線となるフレッツ光クロス回線対応って記載する製品なんてある訳がないですよね。事実上の逃げ口上にも読めるなぁ…なんて思いながら JPNEのWebサイトを確認 してみました。

「v6プラス」対応ホームゲートウェイ、「v6プラス」対応ブロードバンドルーターは以下の機種になります。(2020年12月現在 メーカー確認機種)「フレッツ光クロス」でのご利用可否については、各メーカーにお問い合せください。

こちらの記載では 10G対応の目線ではなくv6プラスに対応するかの目線でのリスト となっております。フレッツ光クロス対応(10Gbpsインターフェイス対応)する機器は現在はまだ数も少ないしリストにはありません。またネゴシエーションは出来るので1Gbpsの機器で繋がらないわけでもないのですが、その事を10G対応と書いてしまうとよく解ってないユーザーが鵜呑みに1Gbpsの装置を買ってきて 10Gbps出ないじゃないか! とクレーム入れてきても困りますものね。対応に苦慮している感じはありますね。

ISPさんとしても結局JPNEさんに足回りを委託していて契約行為だけ行っているMVNOと同等の動きになるので、技術的な所はJPNEさんの記載と合致してれば良さそう。

メーカーに問い合わせ

フレッツ光ネクスト回線に1Gbpsのインターフェイスを持つ機器を用いたい、と言う明確な意思とともに回答をメーカーにお願いしてみました。今回はIX2207を用いたいのでNECさん宛になります。NECさんとしても 10Gbpsの速度が出ない! などのトラブルには巻き込まれたくない筈なので、ちゃんと10Gbpsの回線に1Gbpsの装置を用いようとしていることを明記、10Gbps回線速度が出ないことを理解した上での相談である事を強調し回答をお願いしました。

すると翌日には回答をいただけ、メーカーとして技術仕様上問題ないこと、正しくフレッツ光クロスに適用できることを回答頂くことが出来ました。 さらには設定例集に記載のどの設定を用いたら良いかなどとてもご丁寧な回答まで頂けました。有り難いです。 フレッツ光クロスは現在「ひかり電話」契約は出来ないですがXG-100NEの背面に電話様のMJポートがある通り、計画はされており今後ひかり電話契約も可能になる予定の様です。なのでIPv6配信もRAではなくDHCPv6-PDで降ってくるんですよね。その辺りコメント頂けるのはとても良いと思いました。

どんな回答が欲しいのか、何をしようとしているのか、ちゃんと伝える。コミュニケーション大事ですね。

MAP-E配信切り替え

メーカーさんからの回答を引用しISPさんへ問題ないことをお伝えしたらその日のうちに配信設定を切り替えて頂けることが出来ました。

今後の動き

ひとまずこれでフレッツ光クロスの10Gbps回線にIX2207と言う1Gbps対応のルータを接続し、安定的なネットワークを手に入れる事が出来ました。IX2207はSNMPにも対応しているので動作監視も出来るので様々設定してみようと思います。

XG-100NE

しばらく安定運用を確認したら返却処理を行う予定。今後Firmewareなどがアップデートされて安定するのかも知れませんが、また設定を変更するのは手間ですし「安定するようになった!」と言われても当面疑心暗鬼になりながら使うことになるので、ちょっと使いたくないです。それよりは10Gbps対応のスモールオフィス向け製品がもう少し安価に出てきてくれる事に期待。現時点ではまだ20万円以上するのでちょっと手が出ないです。

フレッツ回線

一般家庭に10Gbpsが必要か?と言われるとまだ時期尚早かと思いますが、リッチコンテンツをWiFi6ないしは更にその次の規格で無線伝送出来るようになった時に必要にはなってくるなと思います。その時期がいつになるかは判りませんが、我が家のライフスタイルであれば当面1Gbpsもあれば充分と感じているので、どこかのタイミングでフレッツ光ネクストに契約変更する事になるかな、と思います。

ちょっと面倒ですが。