Logitech KEYS-TO-GO2を購入したが不具合に悩まされている
LogitechのKEYS-TO-GO2と言うキーボードをご存知でしょうか。とても薄く重量も222gと軽く持ち運びに便利なモバイルキーボードです。 写真はタイ語版で見慣れないタイ文字がキーボード上に踊ります。これはこれでカッコいいけど、そのうち純粋なUS配列版も手に入れたいところ。
製品名に「2」とある通りで「1」が存在して、そちらはかつてのSurfaceキーボードのように1枚板な感じのキーボードでした。これはこれで防水性能もありとても便利なキーボードでしたが、どうしてもキータッチの感覚が独特で馴染めない感じがありました。
そしてこれだけ小さなキーボードになると日本語配列を押し込むのは大変。プログラマと言う訳ではないのですが時折Script程度でもコードを書く場合、この小さくされたキーにカッコが含まれるため、日本語配列のキーボードだとそこがしんどいです。普通にBlogなどの日本語入力をする分には困らないんですけれどね。(US配列も閉じカッコのキーは小さくなってしまうのですが両方のカッコが小さいキーになってしまう日本語配列よりはマシ……) そんなこともありUS配列モデルを買いたかったのですが国内では発売していません。ちなみに「1」の方には日本語配列の設定はなくUS配列のみの発売です。「2」にも当然US配列版もあるので持ってきて日本でも売ってくれるだけで良いのですが何故出来ないのでしょう。。。
ちょうど夏休みでタイへ旅行に行った際にPCショップを回りなんとかタイ語版を入手。本体にもしっかり技適マークも付いており日本でも安心して使えます。つまり全世界で認証取っているのだと思うのでますますUS配列版を日本で売ってくれない理由がわかりません。
サイズ感や重量などは素晴らしく早速持ち歩いて使っていたのですが、文字入力の途中でチャタリングが発生したり突然Bluetoothが切れて再接続したりと不具合が立て続けに起きました。ボタン電池で動いており使わない際にはスイッチで電源を切るのですが電源スイッチをONにしても電源が入らず、電池ボックスのあたりを圧迫すると電源が入ったりするなぞの挙動にも出会いました。電源が入らないのはともかく、チャタリングもよくよく状況を確認するとBluetoothの接続が瞬断・再接続する形で発生している模様でこちらも電源まわりの不具合で発生している模様です。製品の不具合なのかロット不良なのかと気になりましたがどうやらSNSをを見ていると同じ症状の方がまぁまぁいらっしゃる模様。私はタイで購入していますので当然製造ロットも異なるためロット不良の線は消えそうです。そうなると製品として問題を抱えているようにも思います。
しかしAmazonのレビューなどを見ていると日々問題なく利用されているって方も一定数いらっしゃるようにも感じられます。これだけ時間が経ってもメーカーからリコールの申し出もなく製品回収も行われ無さそう。1万円以上する製品なのだからこれだけ多くの方が問題を報告しているのですからもう少し情報を出して欲しい所ですが……
メーカーさんの観点で見ると気になることもあって、PC使っているかたなら誰もが知っている有名メーカーですし長年PCの周辺機器を手掛けてきているLogitechなので出荷検査はそれなりにちゃんとしていると思いますしメーカーとして自信を持って発売しているはず。その辺りを鑑みるともしかして私を含む一部の方の使い方と相性が悪いのかも???
端的に言うとある程度以上のハードパンチャーだと振動で電池ボックスがズレるなりして電池の接点が外れたり、ズレによるノイズが発生してBluetooth接続が切れてチャタリングが発生したりしているのでは?!と。言われてみれば普段メカニカルキーボードを愛用しており、そこまでハードパンチャーと言う訳ではないですけれどそれなりにキー入力は強いほうかも知れません。世のビジネスマンとか見てると静かにパチパチ入力する方もいらっしゃって違いがあるもんだなぁと感心したこともあります。
なかなか検証しづらい所なのですが、その可能性を考えてこの文章は入力スピードが落ちるのを覚悟してキーボードを極力そっと触る程度にタッチしている。そうするとどうだろう、ここまでの駄文の間に問題は発生しませんでした。たまたまかも知れませんがこんなに快適にこのキーボードを使えたのは初めてじゃないか?と感動すら覚えるくらいなので多分そういうことなのだろうと思います。
結論を出すには早すぎるけれど、Logitechの製品設計者さんや製品テスターさんなどにハードパンチャーがおらずこの問題に気付けないまま出荷されてしまったのではないかとちょっと思ってしまいました。
もしこの仮説が正しく、そして振動でバッテリーの接点がズレてしまうと言う状況はハードウェア的に100%の改善は見込めない気がします。
例えば遭遇した不具合のうち電源スイッチをONにしても電源が入らず電源BOXのあたりを圧迫したら電源が入った問題。想像の範囲を超えませんがこれは電池ボックスのマイナス側の接触不良が想定されます。なぜ接触不良になってしまったか?これも想像ですが持ち歩きの際にボタン電池が傾きだったり振動で電池ボックス内で僅かに移動し接点が外れてしまった可能性があるのかなと思います。この問題は電池ボックスの形状を少し変更する事である程度解消できるのでは無いかと考えています。(プラス側にも抑える板バネを配置するなど)
その他のキー入力の振動による不具合についてももしかしたら同じ部分での不具合かもしれないですが、バッテリーケースと本体の接点で発生している場合もあるかもしれません。ケースと本体の接点はどうにもならないので、改良品としてはリード線でバッテリーケースと繋ぐなどちょっと昔に退行する形になってしまうけれど接点を減らすしか無いかも?(それはそれでリード線を断線させてしまうリスクが発生するのだけれど)
サイズ感やキー入力の快適さなどはとても良く仕上がっていてこの問題さえ解決できればとても素晴らしいキーボードなのでぜひこの問題の解決に注力して欲しい。製品設計やテスト時には問題がなかったからメーカー責は無いのかも知れませんが一定数同じ不具合に悩まされている顧客が居ることを理解していただけたら良いなと思います。