単身赴任生活運用〜家具・家電編〜

はじめに

転勤を命じられて 2022 年 07 月より群馬県前橋市で単身赴任をしています。東京に持ち家がありますし、奥様も引き続き東京で仕事をしていますので家族全員で転居する訳にも行きませんでした。過去にも 2017 年から 2 年程大阪に単身赴任をしていましたので、今回で 2 回目になります。

ふと 単身赴任って英語でなんて言うんだろう? と思い調べてみたのですが、そもそもそんな英単語は無く away from home for work と文章として伝えるしか方法がありません。海外ではそもそも単身赴任なんて働き方が少ないのかもしれません。

さて、この記事では単身赴任をしてみて便利だと思った所、ここは改善したいと思った所などをライフハックとしてお伝えできればと思っています。 今日は「家具・家電編」明日は「調理器具編」最終日は「通信環境編」と 3 回に分けてお楽しみください。

家具・家電購入に至る考察

赴任先にアパートを借りてそこにも生活拠点を構築する訳ですから、当然そこには生活に必要な家具や家電などを揃えねばなりません。転居であれば前の住居から荷物を移動させるだけですが、単身赴任ですのでたとえば電子レンジを東京の自宅から単身赴任先の住居に持って行ってしまっては、東京に残る奥様が大変困ってしまいます。

私は単身赴任 2 回目なんだし一通り家具・家電揃っているのでは?と思われるかもしれませんが、前回大阪への単身赴任時に購入した電子レンジは 60Hz で動くものを購入していましたし、単身赴任が解消した際に持って帰ってきても邪魔になるだけですので家具・家電の殆どは売却・廃棄してしまっていました。白物家電などは売却しても買い叩かれて二束三文にしかなりませんので、廃棄費用が浮いた位に考えておくのが良いです。

前橋で生活するための家具・家電はどうしよう、購入?レンタル?

前橋での単身赴任は 3 年位は続きそうという事もあるので再度購入してしまっても良いかなと思っていましたが、数年後にはまた廃棄するという事を考えるとちょっと勿体無い気もします。2 年程度で解消されるようであれば恐らくレンタルが安上がりに済むのですが、3 年くらいは続きそう。ではリサイクル店などで中古を探すのはどうか、と探してみたのですが地味に高く、アウトレットの新古品が買えてしまいそうな強気の価格設定でした。そのうちどうせなら単身赴任が解消した後にも使えるものを揃えて無駄なく新生活を始められないか? との考えが脳内を支配するようになっていきました。

単身赴任が解消した後にも使える家具・家電とは?

単身赴任が始まったばかりで気の早い話ではありますが、単身赴任が解消した後に東京に持ち帰ってきた際に邪魔にならず使っていける家具・家電とはどのようなものだろう?と考察してみました。 東京の自宅には家具・家電は一通り揃っていますので、その上で持って帰ってきても便利に使えるもの・・・そんなものは果たしてあるのでしょうか。

数日考え 1 つの結論に至りました。

キャンプ道具で揃えれば、単身赴任が解消してもキャンプの際に活用出来るのでは?

購入した家具・家電類

このような経緯から今回前橋での単身赴任を始めるにあたっては、基本的にキャンプ道具で家具・家電を揃える事にしました。もともとキャンプは好きで道具は揃っているのですが、キャンプのスタイルとしてオートバイでキャンプに出かける事が殆どでしたので、荷物がコンパクトになる山岳キャンプの道具しかありませんでした。そのため椅子やテーブルもとてもコンパクトな物でしたしとても単身赴任生活をのんびり暮らすのには適さないギアが殆どです。 今回は車で出かけるゆったりとしたキャンプ用の道具を新たに揃える、そんな目線で検討していく事にしました。

椅子・テーブル

単身赴任先で使う椅子とテーブルの利用シーンとしては朝ごはんや晩ごはん、その後寝るまでのちょっとした寛ぎタイムで用いる事が想定されます。ですので、ある程度ゆったりと座れて疲れにくいものが良さそうです。

いっその事ハンモック?など奇抜な案もありましたが、その中でチョイスしたのは ロゴスのバックホールドチェア 、背もたれも大きく肘掛けもありゆったり座れて、何よりもランバーサポートがあるため腰がとても楽でオススメです。どの椅子も 5 分 10 分座る分には結構快適なものですので店員さんと相談しつつじっくり時間をかけて自分に合った椅子を探されると良いかと思います。

テーブルは SunnyFeel というブランドのアウトドアテーブル を買いました。1 秒でらくらく組み立てが出来てとても楽ちんです。アウトドアテーブルは一般的に結構組み立てに時間がかかります。赴任先で使っている分には良いですが、ドライブ途中の高原などでチェアリングをする際などに椅子同様サッととりだしてすぐ設置できると使いやすそう、と言う事で赴任先での使い勝手では無くその後の利用シーンを想像して選定しました。

残念な事に今は終売しているようですが、再開される事を望みます。

ベッド・寝具

寝具周りはかなり苦労しました。コット → エアベッド → 結局おふとん という感じでやや敗北気味です。

最初は、キャンプ道具でベッドと言えばコットでしょう?という事で コットを購入 し、しばらくはコットで生活していました。 悪くはなかったのですが 76.5cm という幅はやはり狭さを感じ寝返りのしづらさが気になりました。サイズ感としてはピッタリ肩幅という感じになりますので寝返りをうつスペースがありません。寝返りを打とうとすると体を少し浮かせてその場で回転する感じになり、寝返りの度にうっすら目覚めてしまう感覚があります。数日キャンプで生活する程度なら全然問題ないかと思いますが、数年間日々の生活に使っていくと考えると睡眠の質に不安を覚えました。

キャンプ道具を選定するくらいですから極力ミニマルに生活したい所ですのでシングルベッドを買うのもなぁ…と言うためらいがあり、そこで物は試しにとエアベッドを購入してみました。

昔深夜の通販で購入したことがあるのですが、その際購入したエアベッドは安物だったのか四角い風船の上に寝る感じで寝心地も悪かったので、ここはやはりキャンプ道具という事で Logos のエアベッド を奮発。 ロゴスのエアベッドは内部に空気の流れを作る隔壁のようなものがあり、それがちょっとしたエアスプリングっぽく作用してエアベッド特有の寝返りを打った際などの空気の偏りが少なくなるように作られています。パンパンに入れすぎると寝心地が悪くなりますが、空気圧を調整する事でとても快適に眠る事が出来ました。しかし問題もあります。この 快適な空気圧に調整するのが結構難しい と感じました。1 日使うだけで結構空気が抜けていくため毎日補充が必要ですが、補充が足りない日があったり、逆に入れすぎて寝心地が悪くなっってしまったりと調整が難しく結局使うのを断念してしまいました。

最終的に現在はニトリのシングル布団セットを購入して利用しています。ここはちょっとキャンプ道具としては敗北気味の所。ただし布団として 封筒型シュラフを愛用 していて、5℃ 対応くらいの封筒型シュラフ 2 枚を連結して大きな封筒型シュラフにして敷き掛け布団として愛用しています。夏布団・冬布団と用意すると結構嵩張ってしまいますが、封筒型シュラフはシュラフとしても掛け布団としても敷き布団としても使えるポテンシャルがあるのでおすすめです。

コットもシングルベッドと同サイズのものも発売しているので安く買える機会があれば試してみたいと思います。

洗濯機

キャンプ道具に洗濯機は無いので洗濯機は普通に買っても良いかなと思いつつ、一人暮らしだとあまり大きすぎない洗濯機が良いと考えています。大阪の単身赴任時代は 6kg のものを使っていましたが正直もっと小さくても良いと感じていました。そこで今回は ミニ洗濯機 と呼ばれるカテゴリーの 3kg の洗濯機を購入 して使っています。

全自動ではなく昔ながらの 2 層式でちょっと手間はかかるのですが、汚れ具合に応じて色々調整ができたりもするので概ね満足しています。週 2 回洗濯する感じのルーティンであれば 3kg 位の洗濯機が丁度よいサイズ。時折洗濯物が多すぎて周りが悪くなる事もあるので気持ちもう少し大きければ、、、と思うこともあるのですが、そんな時は分けて選択しています。洗濯量の調整も慣れれば問題ないですが結構面倒に感じる事もありますので洗濯は週末にまとめて、って言う方であれば 6kg 位の洗濯機を普通に買うのが良いかと思います。

家具・家電編まとめ

それぞれについて記載してきましたが長くなりましたので簡単にまとめです。

  • 椅子やテーブルはキャンプ用で満足
  • 寝具は諦めてちゃんとした物を買うのが良いと思う
    • ただし封筒型シュラフは大活躍出来るので寝具の 1 つとして取り入れるのはおすすめ
  • 洗濯機はご自身の洗濯頻度でご検討ください

キャンプ道具も近年オシャレなものが増えてインテリア映えする様になってきました。日常にキャンプの非日常感を取り入れて気分転換してみては如何でしょうか。

Advent Calendar

この記事は ssmjp の Advent Calendar 2022 のコンテンツとして作成しました。 えっ、ささみは運用の勉強会ですって?! 単身赴任生活運用って事でひとつ。(苦しい)